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小里明子さんのチャリティーコンサート

.29 2012 音楽 comment(0) trackback(0)
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7月18日(水)の昼下がり、メゾソプラノ小里明子さんのチャリティーコンサートに行って来た。
会場は北軽井沢ミュージックホール。


ホールの座席の後ろは壁がなく、中庭となっている。木が植えられているので緑の背景であるが青天井で、この前来た時は雷雨でピカゴロと賑やかだった。

会場ではカメラを2台持ったおじさんが、1台は三脚にもう1台は首にぶら下げてどのカメラアングルにしようかと、会場内を動き回っている。100人ほどの客席は80%ほどが女性(おばさん中心)で、知り合いが多いのだろう、あちこちで挨拶を交わしている。開演の1時半きっかりに、主催者のおばちゃまがゆったりと口上を述べる。

おばちゃまの友人が小里明子さんのお母様と知合いで、明子さんが東日本大震災の遺児を支援するためのチャリティコンサートを行っていることを聞き、ぜひ北軽井沢でということになった。
小里明子(メゾソプラノ)さんは東京芸大声楽家を卒業後、イタリアへ渡り、イタリア国立マントヴァ音楽院卒業、ミラノスカラ座研修所(合唱)終了。

おばちゃまの紹介で小里明子さんがにこやかに伴奏のピアニストを後ろに従えて登場。
本日のプログラムは、日本の歌やオペラ、ミュージカル、イタリア民謡などからお馴染みの曲ばかり。

プログラム


プログラムの進行はピアニストの方が務めた。普通にしゃべる発声から歌う発声に切り替えるのは、車で言えばローギアーからいきなりトップギアのフルスピードに入るようなもの。そんなギアチェンジを繰り返すより一定以上のスピード(発声)を保つ方が声のスムーズに出るのは確かだろう。小里さんは歌に集中して歌の出来でお客様に満足してもらうことが一番だ、と考えているのだ。


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最初の曲、「夏は来ぬ」は用心深くそ~っと声を出す。腹式呼吸で顔の共鳴を確かめながら、声を前方へ飛ばす。電車が駅から発車して次第にスピードを上げて行くかのようだ。


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プログラムが進むにつれて声にツヤとハリが増し、情感も豊かになる。


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プログラムの後半に入ると、すっかり歌の世界に入り込んで、目の前でカメラマンのおじさんがバシャバシャ写真を撮っても、飛行機が轟音を響かせて飛んでも、全然動じない。

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マイクなしでも会場の聴衆を包み込んでしまう声量である。やはりプロはスゴイ。



アンコールはお馴染みの名曲を自由自在にこなして聴かせてくれた。


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最初のアンコールは、ビートルズの"Imagine"。15才の息子さんがピアノ伴奏。おかあさんの表情豊かな表現と対照的に淡々と無表情に伴奏する。まだ恥ずかしい年頃なのだな。


アンコール2曲目、カンツォーネの「忘れな草」は思い出深い曲である。

40年ほど前、おかーさんとローマを訪れた時、フラッと入ったレストランで食事中のことである。バイオリンの伴奏で唄う歌手が近付いて来て、何か唄いましょうか? と聞いた(イタリア語は分からないが、そう言ったとしか考えられない)。そこで「忘れな草」を所望しようとしたけど、イタリア語の曲名が分からない。仕方なく、メロディを口ずさんだところ、即座に大きくうなずき、朗々と歌い上げてくれたのである。

目をつぶって聞いていると、過ぎ去りし若き頃の思い出が目に浮かび、しばし感傷にふける。

アンコール最後の「オーソレミオ」は切々と歌い上げ、エンディングのクライマックスでは背中がゾクゾクするような感動を覚えた。

こういう手作りの小さな音楽会は、親しみを感じさせて楽しいものである。

帰り際、主催者の方がお土産にずっしりと重いキャベツを下さった。

アタシより重かった

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