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菅さんのお手並み拝見

.09 2010 シニア日記 comment(0) trackback(0)
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雨にぬれた紫陽花は、やはり季節の趣きがあって好きだ。

また、表通りで日差しをさんさんと浴びて咲き誇る紫陽花よりも、裏庭でひっそりとつつましく咲いている紫陽花が好きだ。

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さて、新聞テレビでは菅新内閣発足のニュースで賑わっている。


6月8日の記者会見ので冒頭で、菅新首相はこんなことを述べている。

「政治の役割は、国民や世界の人々が不幸になる要素を少なくする最小不幸社会をつくることにある。大きな幸福を求めることは重要だが、例えば恋愛に政治が関与すべきではなく、逆に貧困、戦争をなくすことにこそ政治が力を尽くすべきだ」


恋愛促進法


市民運動を原点とする政治家らしい主張で、深読みすれば「民主党は弱者に優しい政治を目指す」ということになるのかな。

しかし、不幸を最小にする社会をつくるといっても、そう容易なことではない。

お茶の水女子大教授(哲学)の土屋賢二先生がその著書(「われ笑う、ゆえにわれあり」)で述べておられるように、「人間は他の点では動物にかなわないが、不幸になることにかけては、群を抜いて優れている」のだ。
土屋先生はさらに言う。
「不幸の種はどこにでもころがっている。不幸の可能性は無限である。それらすべてを免れていることができたら、それだけでもう奇跡といってもいいほどの幸福である。それ以上のことを望んだらバチがあたって不幸になってしまうだろう」
先生が列挙した不幸のタネになりうるものを抜粋してみよう。
・ 背が低すぎる
・ 背が高すぎる
・ 子供が普通の子だ
・ 子供が普通の子でない
・ 他人が笑ってくれない
・ 他人に笑われる
・ 悩みがない
・ 悩みがある
どっちに転んでも不幸のタネになるのだ。

人間に生まれてこなくて


最大の難関は「民主党が政権を握っている」ことを不幸だと思う人たちに対して、その不幸の原因を取り除くことだろう。



哲学的な考察はこれくらいにして、現実の政治的考察をしてみよう。


前述の記者会見の発言の前段で「不幸になる要素を少なくする最小不幸社会をつくる」と言っているが、それなら後段は「幸福になる要素を多くする最大幸福社会を求めることは重要だが」とする方が論理の一貫性があって分かりやすい。しかしそれでは後者の方が魅力的に聞こえてしまう恐れがあるので、「大きな幸福を求める」と論理をすり替えて、更に「恋愛=大きな幸福」と論点を飛躍させ「そんなことは政治が関与すべきでない」と当たり前のことに話を持って行って、対立軸をボヤカシているんだろう。

政権交代可能な二大政党ということを考えると、「最小不幸社会を目指す」政党と、「最大幸福社会を目指す」政党という対立軸は分かりやすいかもしれない。

自分の支持団体だけの


予想されていたことだが、民主党は菅新内閣のもとでマニフェストの大幅見直しを行うようだ。

これはたとえ衆院選の公約違反のそしりを受けようとも、経験不足、見通しの甘さについて率直に謝罪して見直すべきは見直す方が良い。国民から信頼できる政権と認められないところまで来ているから、乗り越えなければならない試練だ。


見直しのキーワードのひとつは「現実化路線への切り換え」だろう。

ひとつは財政再建の観点をもっと取り入れること。
  菅首相は「消費税も含めて税制の抜本改革を党派を超えて議論したい」と提案しているが、長期的な国益の観点から野党は応じるべきであろう。

もうひとつは官僚をもっとうまく使いこなすこと。
   菅内閣の初閣議で決めた基本方針のひとつに、「政務三役と官僚は、それぞれの役割と責任の下、相互に緊密な情報共有、意思疎通を図り、一体となって、真の政治主導による政策運営に取り組む」ことが盛り込まれている。
官僚主導から政治主導を唱えるあまり、官僚を排除しがちだったことが経験不足の民主党政権の迷走を助長してしまった。優秀な官僚の力を活用するのは当然である。要はあくまで政治が主導するという仕組みを作ること。公務員改革法案は政治家全体の問題として、これこそ党派を超えて政権とは独立した行政改革組織で継続的に議論し、見直していくべきだと思う。官僚組織の方は結束して継続的に反抗してくるのだから、一政権ではとても対抗できない。

100609花-6


マスコミは党人事や閣僚人事でどこまで脱小沢ができるか騒いでいるが、「選挙最優先、利益誘導型政治からの脱却」が出来なければ脱小沢とは言えない。

その意味で郵政改革法案は試金石だ。ユバーサルサービスの維持が民営化を見なおす大きな理由のようだが、郵便・金融のサービスを僻地までいきわたらせるにはどうしたら良いかを考えれば良いのであって、民営化そのものを否定するのは国益に適わないのではないか?
300兆円ともいわれる日本郵政の貯金と保険金が、非効率に運用されたり、無駄な投資に使われる恐れは拭いきれない。霞が関の支配下においておけば、頭の良い官僚の食いものになるだけではないのか?

かんぽの宿も

課題山積の菅新政権、国民の期待にどこまでこたえられるか、お手並み拝見というところだ。

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