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長生きは大変

.10 2008 シニア日記 comment(6) trackback(0)
9月10日(水)

昨晩からネット接続が突然切れて、中途まで書いた記事も保存しそこない、ひどい目にあった。今日NTTが来てくれて、4時間半もかけて直してくれた。原因は難しくて説明を聞いてもよく解らなかった。ともかく、昨日アップしようとした記事です。


080907花1


「人間、80歳を過ぎると生きていることだけで大事業だ」と長谷川如是閑(はせがわ にょぜかん=ジャーナリスト、評論家、作家、1969年没)という人が言っていたそうだ。

如是閑さんが80歳になったのは1956年で、もう50年以上も昔のことだ。当時の80歳なら長寿化が進んだ現在では100歳にも相当するかもしれない。
父もあと4年で100歳に到達する。大事業とまではいかないが中小企業の経営者くらいの苦労はあるようだ。

生きていく以上欠かすことのできないことは、食べて、出して、寝るという三つの行為である。
父は、まさしくこの三つの作業をこなすことに残りの人生のすべてを捧げているかのように見える。ともかく記憶力が極端に衰え、今やったことも覚えていない位なので、すべて記録しなければ作業が進まない。頭も肉体も衰えていく中で、この基本作業をこなすだけでも大変なことなのだ。

080909a.jpg


<食べること>
つい先頃まで食事は一日2000キロカロリー以上摂取。外出すらしないでほとんど椅子に座りっぱなしの毎日だから、そんなにカロリーは摂らなくても大丈夫だといっても聞く耳を持たない。朝800キロカロリー、昼800キロカロリー、晩400キロカロリー、と決めて食事内容と実際の摂取カロリーを記録する。


ある日の朝食のメニュー。

朝食

これで合計840キロカロリー。昼食も同じようなもの。夕食はそうめんとかおかゆにおかずが2品くらい。
物を噛む力が衰えほとんど流動食である。毎日同じでは飽きるので、あれを食べたいこれを食べたいという。うなぎも試した。しゃけのほぐし身も、マツタケ昆布も・・・・。
が、結局は美味しいものを食べたくても噛めなくて、流動食に戻るのである。
食べる時は、食べたものが気管支に入らないよう細心の注意を払って、ゆっくりと食べなければならない。

080909b.jpg


毎回の食後と就寝前に飲む薬がある。胃腸薬、排尿促進剤、便秘薬、睡眠促進剤、と、食べて、出して、寝るための薬の他、高血圧の薬である。
食べたり飲んだりしたらこの表に記録する。終了したことが記憶に残らないからである。

食事と薬の記録


<排泄>
人間、食べれば排泄を伴う。

080909c.jpg

若いうちはしたくなると、脳がそろそろ出したいなと判断して、排泄の指令を出すのだが、年を取るとその指令が発令されなかったり遅れたりして、紙パンツ、紙おむつのお世話になる。
やっかいなのは、排泄機能が自然に働かなくなって排泄を促進する薬に頼る結果、失敗する回数が増えることである。紙パンツ、紙おむつの補充、洗濯ものが途切れない。


<寝る>
寝る前にしなければならないことが23項目ある。この表でチェックする。

就寝前管理表

ベッドのまくら元に用意するものをそろえ、安眠するための寝る体勢を整えるためだ。これだけで1時間はかかる。肩にマフラーをかけたり、背中に筋肉痛の湿布を貼るのは人の手が必要だ。ベッドに入る前に自分で用意できることは自分でやる。これに1時間はかかる。ベッドに入るときには人を呼んで、湿布を貼り、寝る姿勢を調整し、肩かけをかぶせ、夜中に口を拭くハンカチを数枚枕元に置き、とこんなことに30分はかかる。


こういう基本作業のほかは健康管理に時間を費やす。体温・血圧・脈拍数を毎日4回ははかり記録する。大小便の回数、その量・状態も記録する。これは手書きのフォームをコピーして使っている。

更に、この大事業を管理するために自分でやること、他の人に頼むことを記録し、終了したかを記録する。

管理手帳

こうして見ていると、父は食べて、出して、寝る、体調管理以外は、記録する作業で忙殺されている。
記録しても意味のないことでも、必死に記録している。

人間、年を取ると丸くなる人もいるが、逆に頑固になる人もいる。その頑固もただの頑固ではなく頑迷になる。間違っていても決して間違いを認めない。看護士さんの言うことだって、時にはお医者さんの言うことでも自分の考えを曲げない。風呂の温度は看護士さんが43℃では熱すぎて心臓に悪いといっても、寒いからと温度計で計ってきっちり43℃を守っている。
そして年とともに頑迷度が増すのである。
当然周囲との軋轢(あつれき)は強まる。本人は自分が正しいと思っているから、なんで素直に言うことを聞いてくれないのかと、いらだち、家族やヘルパーさんと衝突することばかりだ。


こうして見れば、「(今の年齢で100歳を過ぎると)生きているだけで大事業だ」という長谷川如是閑氏のいうこともなるほどと思う。

父の苦労を見ていると、何事によらずいい加減なズボラ亭主を自認するアタシとしては、とてもそんな長生きする気持にはなれない。面倒見のいいおかーさんだって、親子二代の大事業の面倒見なんかまっぴらごめん、「お先に失礼させていただきます」と、のたまう。
人間、往生際が良ければ満足して人生を締めくくれる。さてはて、どうやってそこまで行きつくか・・・・・・?

080908-胡蝶蘭










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tinkerbell
ココママさんの大変さ・・・お察しいたします。
介護はどうしても女性に負担が掛かるものですからね。
なんでも出来ちゃうココママさんでもご苦労が絶えないことと思います。
でもココママさんには優しいココパパさんがいらっしゃるから羨ましいです。
やはり海外生活を長くされていたから?それとも元来の優しさ?
いつもココママさんを大切に思い、その思いをちゃんと表に出されて素敵です。
私の憧れのご夫婦です。
2008.09.10 20:49
ココパパ
おかーさんも大変ですけど、介護される方もそれなりに大変なようです。年をとるとみんなが大変になるんです。長寿社会って素晴らしいことみたいだけど、現実は大変な社会ですね。
だから、おかーさんは親子二代の介護なんてと~んでもない! と今から煙幕を張っているのです。
アタシも口先だけで、身体のほうはちっとも動かしませんので、おかーさんからはいつも叱られてます。
ま、こうゆう夫婦ですからあまりお手本にはなりませんです。
2008.09.10 21:45
シュナコカ
こんばんわ~v-34
いやはや、こんなに沢山一日の行動記録を付けていらっしゃるのですね~^^
では、まだまだあと100年くらいは長生き出来そうですね。。ウフフッ。。
でも、この数々の記録表は、ココパパさんがお作りになられたのですよね?
もしそうであれば、ココパパさんもかなりのマメ人間ですよね(^_^;)

しかし、お父様の朝食の多さには、驚きました!
私なんか、カフェオレ&トースト&Blueberryのジュースだけですからね。。
もっと色々用意したら、主人に朝早くからそんなに食べられない・・・。と言われました(-_-;)

昔の人は几帳面なお方が多いですね。
私の亡くなった祖父も(94歳でしたか・・・?)大変几帳面でした。
お箸やお茶碗の持ち方、お掃除の(ホウキやハタキ)の使い方、雑巾のかけ方まで注意されて育ちました。
母にも言われていましたが、自営だったため忙しく、時間のあった祖父がよく事細かに口出ししたものです。
お墓のお掃除は必ず姉ではなく、私が連れていかされました。
この様な、当時はいやいやながらした事も、多少なりとも体にしみ込んでいます。これは、やはりありがたい事だったと感じます。
主人は全くそういう環境ではなかったらしく、今さらいくら言っても変えられず、私から見るとだらしなく感じたりもするのです。
今考えれば、祖父のそんな事もよい躾教育の一つだったのかとも思えます。

若くして半身不随になった祖母、喘息で入退院を繰り返す祖父。。
この二人が寝たきりになってからは、家の中は悲惨なものでした。
なので、ココパパさんのお父様の介護の大変さも、手に取るように解ります。
長くなりました。ココママさん&ココパパさんがお疲れになりませんように・・・v-353
2008.09.11 01:44
ココパパ
あと100年ですか~? アタシがもう100年で、合計200年、おかーさんに「メンドウミテクダサイ」って頼んでみます。
父が長生きしているのも、この食欲のおかげかも知れません。こってりしたものが好きで、ステーキとかウナギのかば焼き、ヒレカツ、天ぷら、まぐろの大トロなんかが大好物でした。今は噛めなくて無理ですが・・・。フォアグラのパテはこってり食品の名残りなんです。
シュナコカさんは若い時からお年寄りとの付き合いが長かったようで、きっと年寄りとは上手にやっていけるでしょう。
何しろ我々、この年になって初めてのことだらけで、オタオタしてばかりです。
2008.09.11 14:42
カーリー・チョコ
やはり、食べるということは大切だと思います。
私の祖父、いろいろなことがわからなくなってしまっても
本当に食欲は落ちなくて、主治医にも褒められていました。
そして、同じです、加湿器の電源を入れると赤いインジケーターが点灯しますが
何が点いているのか、毎日尋ねては消してくれと言い
そのくせ、部屋が乾燥して喉が渇くと言って、不機嫌でした。
見ていないTVを消せば、誰が消したかと怒っていましたしね。



一番上の画像、クチナシですか?きっと八重ですね。
いい香りがするので、大好きなのです。

我が家の小さな庭にもあるのですが、この夏の猛暑で枯れてしまったようなのです…
2008.09.13 21:38
ココパパ
食欲旺盛な老人は頭はボケてきても、体は丈夫ですね。有吉佐和子の「恍惚の人」でも、一日中「お腹が空きました」と言っている茂造老人が登場していました。長生きの秘訣はよく食べるってことですか・・・・。
電気製品の扱い方はやはり、分らなくなるんですね。湯沸かし器のボタンの押し方とかも。最近は水道の蛇口を閉め忘れるので、時々見に行かないといけません。お湯を使って出しっぱなしです。

花はクチナシです。また咲いたので嬉しくなって撮りました。二度目なので細々と一輪ずつ順繰りに咲いています。
2008.09.13 22:44

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