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武田百合子(1)

.11 2008 シニア日記 comment(2) trackback(0)
8月9日(土) 晴れたり曇ったり、暑い

父のところの冷蔵庫に賞味期限の来た卵が8個も残っていた。火を通せばまだ大丈夫。だし巻き卵を作る。

だし巻き卵

この前作ったのはしょっぱかったので、調味料を控える。玉子8個にだし1カップ、塩ひとつまみ、砂糖小さじ2、「にんべん」のつゆの素をチョンチョンとたらす。結果オーライ。おかーさんとおいしいね、おいしいねと言いながら、お昼のそうめんのとき食べる。ココにはそうめんだけあげる。喜んで噛まずに吸い込むように食べる。

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午後おかーさんと澁谷に出る。東急の地下食品売り場で注文しておいた食パンを受け取り、他に買うものを探したけど何もない。電車賃かけて食パンだけではバカみたいだ。ビックカメラに行って前から欲しいと思っていた薄型テレビの売り場を覗いてみる。シャープ製の42型を店頭価格からいくらマケてくれるのか店員さんに聞いてみたら、279800円から4万円引くという。あれこれ比較しながら話を聞いていると、店員さんが上司に相談してきてあと2万円引いて更にポイントを5ポイントプラスして20ポイントにするという。そうすると、店頭価格から7万円以上値引きで、その分でシアターラックのテレビ台が買えてしまう。北京オリンピックも始まっていることだし、えい、いいや、で買ってしまった。
ネットで調べたら価格コムの最安値よりも安かった。バンザイ!

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北京オリンピック、女子柔道で谷亮子選手金メダルを逃したけど三位に。三位決定戦で見せた一本は見事だったなあ。国際柔道は柔道着をつけたレスリングみたいでつまらない。国際ルールで本来の柔道がグチャグチャだ。あんなに腰を引いて腕をつっぱたりしたら、相手の攻撃の裏を返すか、足取りで攻撃するするのが関の山だ。谷選手のようにまっすぐ立ち、動いて相手の重心を崩し、技をかけるのが本来の柔道。国際柔道連盟のいいなりにしていると、柔道の本当の良さが失われそう。相撲みたいに日本の国技として、日本のルールで本来の柔道を貫けばいいのに。国際試合なんか出なくてもいいんじゃないかと思う。

夕食はおかーさんが久しぶりにハンバーグを作る。長尾和子さんのレシピ。パン粉ではなくて高野豆腐をすりおろして入れる。その方が弾力が出るというが、苦労の割に差が分らない。

和風ハンバーグ1

ソースはハンバーグを焼いたフライパンを洗わずに、だしとしょうゆを入れ肉から出たうまみを溶かす。煮立ったところで片栗粉の水溶きでとろみをつけ、バターを加えてコクをつける。
さっぱり味の和風ハンバーグである。

8月10日(日) 晴たり曇ったり、やや暑さ和らぐ

父の浴室の開き戸をシャワーカーテンに替える。
蝶つがいのネジをはずして、最後の一個が固くてネジ山がつぶれそうになった。さんざん苦労して何とかネジが取れそうになった時、ドアが落ちないように持ち上げたら、すっとドアが上から抜けた。何のことはない、上へ持ち上げればドアは蝶つがいからはずれるのだ。

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武田百合子の「富士日記」をポツリポツリと読む。この人の記憶能力は尋常ではない。見たものをカメラで撮ったように記憶している。たとえば、昭和41年4月8日の日記にある桜の記述。
「大垂水峠から相模湖にかけて、こんなに桜があることに、はじめて気がついた。それは、地面に一ひらも花びらのちっていない、満開のほやほやのところだった。大月から富士吉田にかけての山麓電車の沿線の道も、お宮様の桜、小学校の桜、山の道の桜、発電所の桜、警察署の桜、忠魂碑の桜、すべて満開だった。大月の駅の手前の町はお祭りでしめ飾りをしていた。町の外れの、桜で囲まれてしまっているお社に屋台が出て、お面や綿菓子を売っている。そこの満開の桜は、お社と屋台に箱のようにおおいかぶさっていて、大きなぼんぼりのようであった。」
耳で聞いた情報もテープレコーダーの録音を聞いているよう。昭和41年8月3日の日記。富士山麓の別荘の近くに住む外川さんが話す。
「やっぱ、花火はドドッと音がしてから空を見て、次に花火を見る。その合間合間はビールを飲んでいる。遠くで見てたじゃ、音を聞かねえじゃ、いつ揚がるかと心配で空を見ていなくてはなんね。ビールも飲めねえし、首もくたびれるちゅうわけ。ドドッときてから空を見る。次に花火を見る。合間合間にビールを飲む。それが花火の趣味ちゅうもんだ」
匂いの記録装置はないが、武田百合子は匂いにも敏感で日記の中に書いている。
「なまぐさい匂いのような気配のようなものが暗いうちからあって、朝起きてみると三十センチは積っていた。雪の匂いだった」とか、プールの脱衣所は「おしっこ臭い」といったり、高原ではバラの匂いの風が吹いていたり、ポコ(飼い犬)はうんこ臭かったり、とこの人は鼻も利く。
そして何よりもこの人の特徴は、その精神の奔放な躍動の表現だろう。
昭和41年7月31日の日記。「ごはんが終わりかけたころ、壮烈な大夕焼となる。『神言ひたまひけるは・・・・・・・・』。そう大きな声が聞えて、エホバが雲の向うに胸から上を乗りだしてきそうな大夕焼。少しずつ変化して暮れてゆくまで、ただ、おどろいてみているだけ」

フーンと唸りながら、ポツリポツリと読んでいる。

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磨きすぎて疲れたらココとにらめっこ。

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ネコには負けないけど、ココには負ける。




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シュナコカ
こんにちは~v-381

だし巻き卵、上手ですね~v-424
とても美味しそうです^^

ビックカメラでTVも随分安く買えたし。。
言ってみるもんですね~v-221

そうそう、オリンピックの柔道は、私も同じ感想をテレビに向かって、ブーブー言ってます。
”あれじゃ、レスリングじゃない!!本来の日本の国技の柔道を、何故貫かないの!!
よく解っていない外人だけで、勝手にルールを変更するのはおかしい!!” 
でも、そんな中で谷選手は全く言い訳などをせず、ルールに関しても愚痴の一つも言わず。。
皆さんへの感謝の意を述べられている姿は、本当に素晴らしいものです。

”武田百合子さん”ですか。
私はまだ拝見した事がありませんでした。
大変興味深い観察力で、五感の優れたお方なのですね。
機会があったら、読んでみましょう。

ではまたv-299


2008.08.12 16:54
ココパパ
ビックカメラでまさかそんなに下げるとは思いませんでしたよ。予想外だったんでつい買う気になったんでしょうね。きっと優秀な成績を上げているとおもいます、あの店員さん。

谷選手、立派です。柔道家精神の鑑です。日本の誇りです。

武田百合子という作家、今年になって初めて知ったんですけど、面白い人ですね。文章も型破りで、それがまた意表を突きながらも的確な描写なんです。すっかりホレこんでしまいました。
2008.08.13 10:33

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