スポンサーサイト

.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

知性と感性のあいだで

.31 2010 シニア日記 comment(4) trackback(0)
100329モクレン


十日ほど前、高校のクラスメートのC君から、クラスの皆に「知性と感性のあいだで」というタイトルのメールが送られてきた。

「今日、某大学へ所用で行った際、同大学の中央図書館の入口の上の梁に、下記の言葉が大きく目立つように掘り込んで書かれていました。

 「肝心な点は、感動すること、愛すること、望むこと、身ぶるいすること、生きることです」(ロダン)

知識だけじゃない・・。昔の大学では想像できず、小生、この大学が好きになりました。

皆さん、感動し身ぶるいしてますか、生きてますか?

では お元気で  参考にならない、ご参考まで・・」

寝て、食べて


それで、ボクの返事。

「先日、恵比寿の筑紫樓(中華料理店)に行って「海老入り水餃子」に感動しました。

旨い中華料理をこよなく愛しています。

今度筑紫楼へ行ったら「ふかひれ姿入り煮込みつゆそば」を何としても食べたいと望んでいます。

身ぶるいすることはないのですが、手がふるえることは時折あります。

このようにして生き永らえておりますが、こんなもんでよろしいでしょうか・・・・・」

もうちょっと高尚な


そうしたら、クラスメートのH君からこんなお誘い。

「横浜中華街「上海酒家」に一度ご案内したい。

(脱皮蟹の揚物が人気ですが、鱶鰭スープが「感動的」)

お時間ありませんか?」



で、ボクから

「齢70にも近くなると、いろいろと思うところが出てきます。筑紫楼の中華の一件も、

「あらざらん この世のほかの 思ひ出に 食っておきたい ものがいろいろ」

という戯れ歌がなんだか身につまされる思いがしてきて、カミさんの誕生祝いに「残り少ない誕生祝い、元気で美味しく食べられるのもいつまで続くか分からない。たまには旨いものでも食べに行こう」ということで出掛けた次第。

「知性と感性のあいだで生きる」なんてことは望むべくもなく、心理学者のマズローの欲求5段階説から言うと一番初歩的な欲求である「食うこと」に喜びを見出すくらいが身相応と心得ております。

ところで、美しい絵を見たり素晴らしい音楽を聴いたりして感動した時には前頭葉のなんとかという分野が刺激されるのだそうですが、美味しいものを食べた時も同じ分野が刺激されるのだそうです。NHKの衛星放送で言ってました。ちょっと嬉しい気分になりました。

横浜中華街「上海酒家」へのお誘い、他にも「この世の思ひ出」にしたいと思われる方もご一緒に、何人かで行くのは如何でしょうか?」


結局、最初にメールしてきたC君が加わって、3人で「上海酒家」に集まったのが、29日(月)。

ホテル横浜ガーデン

根岸線関内駅から5分のホテル横浜ガーデンの11階に、その「上海酒家」はある。

65品ある中から好きなものを選んで注文できるバイキングスタイル。次から次へと注文した料理が出てくる。

あわびの冷菜あわびの冷菜

チャーシューチャーシュー

ふかひれスープふかひれスープ

H君は大手電話会社の技術屋さんだったが、宗教・哲学・社会学にも造詣が深い。


難しい話ではあったが、平和についてこんなことを言っていた。


「平和とは戦争がない状態であり、戦争がなくなりさえすれば世界は平和になると考えられてた。
ノルウェーの平和学者のヨハン・ガルトゥングはそうした平和を「消極的平和」と呼び、戦争に代表される「直接的暴力」だけでなく、「構造的暴力」の問題も解決しない限り、「積極的平和」が訪れることはないと提唱した。
「構造的暴力」というのは、貧困問題・南北問題・格差問題・人権侵害・栄養失調といった地球社会の抱える根本問題のことで、こういう問題をガルトゥングは「構造的暴力」と名づけた・・・・」


もしかしたら、栄養失調という構造的暴力にボクが苦しんでいるのではないかと、救いの手を差し伸べてくれたのかもしれない。


アタマの格差問題も


脱皮蟹の揚物脱皮蟹の揚物


牛肉とピーマンの細切り炒め牛肉とピーマンの細切り炒め


鶏肉とカシューナッツの炒め鶏肉とカシューナッツの炒め


情報技術の話とか宗教についても話を聞いたが、よく覚えていない。

C君は大手ゼネコンの技術者だったが、定年退職後、アメリカのバークリー音楽大学(ボストン)へジャズピアノを習いに留学したこともある。現在は絵画の勉強中だと言っていた。

C君の話。

「ジャズのルーツはアフリカ音楽である。アフリカでは音楽と踊りがコミュニケーションの重要な手段であった。1600年代から約350年の間、アメリカで奴隷として虐げられた黒人の悲哀の叫びがジャズとなった。このような背景を頭に入れてジャズを聴くと、また味わいが違ってくる」


「頭が良いということは、脳に蓄積された知識をどう結び付け組み立て結論を導き出すかと言うプロセスに関して言うことである。結果の良し悪しではない」

アワビのオイスターソース煮アワビのオイスターソース煮


黄韮と蛤の炒め黄韮と蛤の炒め


蟹肉入りチャーハン蟹肉入りチャーハン

食事はこの他にも5,6品、デザートにマンゴープリン。お話の方は、政治・経済から園芸、美術、国際問題にまで広がった。


脳細胞と舌の味蕾(みらい)を総動員して落ちこぼれないのがやっと。

「知性と感性のあいだで」もみくちゃである。

それにしても、ひょんなことから、面白い一夜となったものだ。
スポンサーサイト

歯医者さんにて、ある日。

.27 2010 シニア日記 comment(4) trackback(0)
水仙

3月のある日

渋谷の歯医者さんへ行く。このところ頻繁である。

井の頭線の渋谷駅から、東急文化会館の跡地の工事現場を通り抜けて宮益坂へ出る。工事現場は塀で通路が囲まれ狭くなっている。
この通路の途中、作業服を着てヘルメットを被った現場の男性が歩行者に注意を呼び掛けている。

「この先、段差がありますので足元にご注意ください」
「通路は狭くなっておりますので、出会いがしらにぶつからないようご注意ください」
「左へ曲がりますと宮益坂です」
「まっすぐ直進しますと青山通りです」

こんなことを頭に付けたマイクを通して拡声器でアナウンスしている。
雨の日も風の日も一日中、ナマの声で繰り返しているのである。

テープレコーダーで

雇用対策ということもあるのかしら・・・?

毎日のことであるから、次第に上達するのであろう。マイクを通す声が、アナウンサーのようにツヤのある響きのよい声になってきた。



歯医者さんに着くと、ちょうど先客が治療を終えたところらしく、男性の声がする。
「センセ、 メガネはどこへ置いたんでしたっけネ」
「えー、メガネね~。えーと・・・」と先生が探している様子。
看護婦兼受付の女の子の声、
「あの~、メガネかけていらっしゃいますよ~」
「やんなっちゃうな。メガネかけてるのも忘れちゃうんだから・・・。もう、こんところ、こんなことばっか。何でも忘れちゃう・・・」
「それでいいんですよ。悪いことはみんな忘れて、いいことだけ覚えていれば」、と先生。
「それがそうはいかない。いいことも悪いこともみんな忘れちゃう。もうボク80だもん。センセ、若いなぁ~、70くらい?」
「ウレシイなぁ、でもそんなに若くない」
「え、そいじゃ幾つなのよ」
「ウーン(あまり言いたくなさそう)。ゾロ目」と言いながら紙に書いて教える。77才なんだ・・・。

待合室にかかっている絵を見ながら、
「センセ、この絵、いいねー。有名な人の絵だよね。英語読めないから誰だか言えないけど、何百万かするよ」
「女房が好きで買ったからボクはよく分からないの。でもそんなするの? 女房、喜ぶね」
「そう、油絵だもん、そんくらいする。こっちの方は刷ったやつでしょ。でもいいネー。これだって百万はするよ」

100327a.jpg


年をとると話し相手がいなくて人恋しいのだ。なかなか先生を手離さない。
先生が治療室に戻ると、看護婦さんに話しかける。
「ボクは手相も看るんだ。手相の大家だよ。看てあげようか。今度来たら時間あるとき看てあげるよ」
看護婦さんが今なら時間があると答えると、
「そいじゃー、年はいくつ? 26? フーン。ムニャムニャムニャ」
と手相見を始める。

あたしの手相



はからずも、先生と看護婦さんの年齢が分かった。自分の立ち位置がピシッと分かったようで、居心地が良くなった。
年の分からない人たちと話をするのは、何事によらず当たり障りのない喋り方になり、心を通わせるのが難しい。
年齢という情報は、日本人のコミュニケーション上かなり重要なのではあるまいか・・・?

おとーさん、いくつ

・・・・・?

政治雑感

.25 2010 政治 comment(1) trackback(0)
100313花-1

テレビや新聞では政治の話題で連日賑わっている。
(自分がそういうニュースばかりを追いかけているせいかもしれない)

鳩山さんもちっとは考えてモノを言えばいいのに・・・・。

鳩山さんが、生方副幹事長を解任するのを容認するかのような発言をした後で、世論の反発が強いのを知って急遽取り消し留任にしたという話。言わずもがなのことを言うからだ。
小林千代美衆院議員の違法選挙資金の問題では、小林氏が議員辞職も離党もしないと表明したのに対し批判が高まると、鳩山首相は「早急に幹部で何らかの協議をする必要がある」と言っちゃった。でも、小林氏にケジメをつけさせると小沢幹事長や自分にも火の粉が降りかかって来ると気が付いて、様子見を決め込んでいる。

物言えば


国民新党の亀井さんは
郵貯限度額を2000万円に引き上げたり、政府出資比率を3分の1以上にしたり、旧特定郵便局局長を日本郵政の経営幹部に任用することなど、
強硬に推し進めようとしている。
旧体質の郵政利権グループに癒着して、郵政票を取り込んで、政治権力を維持しようとしているんだろうな。



民主党にしたって、長崎県の知事選では、「民主党の候補を長崎県が選ばなければ、民主党政権は長崎に対しそれなりの姿勢を示す」なんて脅しをかけたり。これ、石井一さんが言ったこと。利益誘導の裏返しである。

また民主党・高嶋良充筆頭副幹事長が2010年1月19日、時事通信のインタビューに答えて、
「自分たちを支持し、政権を支えてくれる人たちに予算を配分するのは先進国では当たり前。国民はマニフェスト(政権公約)で選んだのだから、その通りやるのは当然だ。」
なんて言っちゃうんだから・・・。あいた口がふさがらないヨ。

あらまぁ~

この政権交代ではっきり分かったことは、「政治家は選挙に勝つことが最大の関心事であり、そのためには利益誘導は政治の世界では当たり前のことなのだ」ということである。自分や自分の党に票を入れたり資金援助してくれる組織・団体に報いるということは何ら恥ずべきことではなく、それこそ政治家としての使命であると信じているのだ。



民主党が公務員改革の推進には及び腰であるのは、官公労が民主党を支持しているからなんだろうな。日教組も民主党支持だから、日教組の要請をむげには断れないんだ。

すべては選挙に勝って政権を維持することが最優先で、民主党はあからさまにそれを実行している。自民党は経験豊かで隠れてやっていたから、国民はそれほどひどい利益誘導優先の政治とは気がつかなかった。一部に鈴木宗男のような利益誘導を公然と肯定していた政治家もいたが、世論は彼を擁護はしなかった。

ゆるせない



日本の政治・行政が金縛り状態になって、にっちもさっちも行かなくなった最大の原因は、利益誘導型政治がもたらす利権癒着で一部の幸福のために大部分が犠牲になる矛盾が限界まで増大したからだろう。


小泉さんが成し遂げた政治的功績は、自民党をぶっ壊したことであろう。自民党の支持基盤・利権グループが反対することを断行して利益誘導を断ち切ったのである。象徴的には郵政民営化であり、郵政票は自民から離れた。
それでも小泉さんが選挙で大勝したのは、浮動票を引きつけたからである。

100325梅


小沢さんは浮動票に頼らずに確実に勝てる選挙をめざしているから、組織票を徹底して固める積りなんだろう。これまでの自民党の支持基盤を、アメとムチで民主支持へ鞍替えさせているのは周知の事実だ。


小沢さんが利益誘導で組織票を固めても参院選に勝てるとは限らない。世論次第では浮動票が民主離れに走ることだってあるのだ。世論によって、選挙の風向きが極端に変わることは前の衆院選・参院選ではっきりしている。


自民党以上に利益誘導を大っぴらに行うような民主党であれば、ぶっ壊れた方が国のためである。

その先は、政界再編である。参院選で民主が惨敗すれば民主党が割れて政界再編になるだろう。その方がすっきりすると思うのだが・・・・

参院選どーなる

男の手料理

.21 2010 料理 comment(6) trackback(0)
ウチの定番料理のひとつ、王馬熙純さんの「鶏骨つき肉とピーマンの炒めもの」。ホントは骨のついたひな鶏を使うのだが、メンドウなので骨なしの胸肉とかもも肉を使っている。


鶏肉とピーマンの炒め物

作り方は
鶏骨つき肉とピーマンの炒めもの

最近はおかーさんが作っているが、以前はボクが作ることもあった。男の手料理である。男が料理を始めて困ることはたくさんあるが、ひとつは材料とか調味料の分量である。レシピに「塩ひとつまみ」とあっても、おかーさんとボクとでは三倍くらいの違いがある。必然的にボクの味付けはしょっぱくなる。
「しょうがの1かけ」だって、右をとるか左をとるか、はたまた左のコブだけにするか、悩んでしまう。

しょうが

多少、経験を積めば何となく感が働くようになるのだが、分量の見極めでサジを投げてしまう初心者も多いのでしょうね。

老々介護が当たり前のようになってきたこんにち、どちらが料理を作る側に回るか分からない。
今のうちにご亭主に手ほどきを始められんことを、世のおかーさん方にお勧めする。
最初は嫌がるでしょうが、な~に、犬と同じで、ホメてホメてホメまくっていれば、そのうち進んでやるようになりましょう。


さーて、料理の話のついでに、ちょっとだけオコジョとココジョのお笑いを・・・


お祝い料理って



チンピラゴボウ

浮世への未練

.17 2010 シニア日記 comment(2) trackback(0)
これと言って思いつくこともないまま延び延びになっていたおかーさんの誕生祝い。

100314梅


「あらざらん この世のほかの 思ひ出に 食っておきたい ものがいろいろ」と思い定めて考えてみたが、「この世の思い出に」というほどの食事はなかなか思い浮かばない。

ギョーザ、レバニラ?


随分昔になるが、恵比寿の「筑紫樓」という中華料理店に行ったことがある。ふかひれで有名な店だ。この世の思い出になるかどうかは分からないけど行ってみるかと、先日二人して出かけた。



日曜日の午後3時過ぎで、店内はガラガラだった。

3品を注文し、二人でシェアーする。

ふかひれ入り煮込みつゆそば - クリーミーなスープが絶妙
海鮮やきそば - 海老や帆立、イカが美味。麺は弾力がありちょっと固い。
海老入り水ギョーザ - 海老がプリプリ、たれとマッチして口じゅうが大喜び。でも二人で6個は多すぎた。

この3品で大満腹。
「ふかひれ入り煮込みつゆそば」と「海老入り水ギョーザ」は大満足。ふかひれそばのおつゆは、少し残してしまった。(モッタイナイ!)

食後のデザートは別バラに詰め込む。

アンニン豆腐 - さっぱり味
マンゴープリン - 濃厚味の絶品

母親と娘が入ってきて隣のテーブルに座った。海老の料理とシイタケの料理を一皿ずつにご飯で美味しそうに食べている。それを食べ終わる頃、「ふかひれ入り煮込みつゆそば」が運ばれ、娘の方はちゃわんに取り分けて食べ始める。母親は残っているご飯の上にスープだけをかけて、スプーンですくいながら食べる。ご飯を食べ終わると、そばのほうに取り掛かる。黙々と料理を胃の中に流し込んでいく。
手慣れた食いっぷりだ。この店の常連客に違いない。

それにしても


ボクたちは別バラまで満腹になって、下を向くと苦しいので、二人ともそっくりかえって歩く。

今度行く時は、「ふかひれ姿入り煮込みつゆそば」をとってご飯にスープをかけて食べるぞ。
その次は北京ダックだ。

「これで思い残すことはない」、というより、浮世への未練が増えてしまった。

もっとマシなものに

勝つと思うな

.16 2010 シニア日記 comment(0) trackback(0)
株で損ばかりする原因を詳細に調べた結果、次のような法則を発見した。

1)ボクが買うと値が下がる。
2)ボクが売ると値が上がる。

不思議なことに買おうと思うと、値は下がらずに上がる。やはり買って良いのだと判断して買うと、下がるのだ。
反対にそろそろ売ろうかな~と思っていると、値が下がって来る。これは危ないぞと売ると、反転して上がる。安いところで売って利益が出ない。

ヤメた方がいいのに


この法則を発見して、対策を考えた。

1)少し買って値が下がったところで大量に買う。
2)少し売って値が上がったところで残りを売る。

しかし、買えば下がるという法則があるため、買っても買っても値が下がる。売る場合も売れば上がる法則がずっと働く。
100306株-2
こうして、高く買い、安く売って損をする。
まだ上がるだろうと思っていると、もう天井で下がり始め、
もう天井で下がるだろうと思っていると、まだ高くなる。

株の格言「まだはもうなり、もうはまだなり」を痛感させられる羽目になる。

マダ~!


小出しに買ったり売ったりするのは、迷っている時には効用がある。どうしても買いたくてウズウズしているけど、いつも失敗しているので踏み出せない。こういう場合、少しだけ買っておけば気持ちが楽になる。

株に焦りは禁物だ。利を追い求めて短期で売買を繰り返せば、泥沼にはまり込むのは目に見えている。
勝とうと思ってはいけないのだ。将棋やゴルフと同じだ。ほどほどに、ゆるゆると構えるべし。

勝つと思うな

思えば負けよ


個人投資家の9割は損をしていて、残りの1割のうち90%がトントンで10%だけが儲けているという説があるが、満更デタラメではない気がする。個人投資家で株で利益を得られるのは100人に1人くらいのものなのだ。

まな板の上のタイ

.12 2010 シニア日記 comment(2) trackback(0)
三日前の9日、奥歯が痛くて治療のため、渋谷のT歯科に行った。

T先生、「奥歯ね、ちょっとお口を開けて・・・」

100312a.jpg




「もうちょっと大きく・・・」

100312b.jpg


「あ~、これね~。ひどいなぁ・・・」などとブツブツ言う。


「もうこの歯、グラグラなの。ほら、ブラブラしてるでしょ。これじゃ、手当てしてもどうせ抜けちゃうから・・・。どうですか、今日抜きますか?」


そんな覚悟はしてなかったので、とても心の準備が整わない。


100312c.jpg


「え~、そんな。今日はカンベンしてください」と泣きつく。

「それじゃ、あさってということでどうですか・・・?」

ということで昨日、その奥歯を抜くことになった。

歯を抜かれるのは嫌いだ。怖い。

映画「マラソンマン」のダスチン・ホフマンが歯を抜かれる拷問の場面を思い出すのだ。


ウグッ!


考えると恐怖心が強くなって緊張するから、余計痛みを感ずるようになる。意識がもうろうとしていれば、何だかわからない内に終わるだろうから、失神したような気分になって家を出る。
こうなったら覚悟を決めて、まな板の上のコイ・・・・ではない、コイでは元気が良すぎる。まな板の上のタイである。それも冷凍されて仮死状態の・・・。

かくして、心の準備を万端に整えてT先生のところへ。

痛いのは麻酔の注射だ。それも最初だけ。心の方は自分で麻酔をかけてあるから、診察台にトローンと横たわっている。

100312h.jpg


先生が心配そうに「大丈夫ですか~?」と聞く。出来るだけ正気に戻らないように「ダイジョブで~す」と答える。最初、塗る麻酔薬を使ってシビらせてから注射を打つ。チクッと痛みがある。しばらく間隔をおいてまた注射する。今度は押されているような感覚だけで痛くない。

「それじゃぁ抜きますよ」とヤットコでつまんで、グイッとひねり取る。 



100312i.jpg


「そんな痛くなかったでしょ・・・」と先生。


100312g.jpg

バッカねぇ、おとーさん

.11 2010 シニア日記 comment(0) trackback(0)
株なんてものは安くなったら買い、高くなったら売れば儲かるのだから、宝くじよりよっぽど確率が高い、などと甘く考えたのがいけなかった。

損ばかりして、毎年赤字の確定申告。何年も前に買った株が塩漬けのままである。

漬けすぎない方が


株で成功するにはどの株をいつ買うかが分かれば良い。

株に関する本を片っ端から読みあさって、割安株を見つける方法、罫線の読み方、株の格言など、研さんに研さんを重ねたが、一向に成績は良くならない。


何が問題なのか詳細に調べた結果、次のような法則を発見した。

1)ボクが買うと値が下がる。
2)ボクが売ると値が上がる。
100311株法則

つまり、高い時に買い、安い時に売っているのだ。

これでは、損が出るのは当たり前だ。



売ろうと思った株を

それで買うと下がる。ボクが買うと下がるという1)の法則が働くのである。

先日、持っているローソンの株が急落して安くなったので、3765円で100株買った。すぐ上がり始めたのでシメシメと思ったら、売り注文の方を間違ってクリックしていた。ボクが売ると上がる法則は生きている。

バッカねぇ、おとーさん



どーすりゃいいんでしょうね・・・・?

ばかだねぇ(ビスケット)

.11 2010 ペット comment(0) trackback(0)
ばかネタの「ばかだねぇ」シリーズ、第3弾。

ココの大好きなビスケット。

ビスカル

この袋を取り出すと、待ってましたとばかり

100311a.jpg

シャンとおすわりして待つ。

マダ~

袋を開けて取り出す間も、もどかしくて姿勢が前のめりだ。

ココにとっては、このビスケットは食べ物と言うより先ず遊び道具。サッカーボールみたいなものだ。


100311b.jpg

リビングへくわえて行って、転がして遊ぶ。そのうち、前足で猫パンチをバシッとくらわせる。

100311c.jpg

みさかいもなく飛ばすので、見失い、あっちをキョロキョロ、こっちをキョロキョロ。


100311d.jpg


おかーさんに教えてもらわないと見つけることが出来ない。

猫パンチに飽きると今度は、絨毯の下に押し込むが、押し込み過ぎて自分では取れなくなる。

100311f.jpg

もがいても、もがいてもやっぱりダメ。しまいにはおかーさんの手を借りることになる。



100311g.jpg


ばかだねぇ。ちっとは加減と言うものを考えなくっちゃ・・・・。

ばかだねぇ(フード)

.10 2010 ペット comment(4) trackback(0)

100310a.jpg

ココがたまごちゃんを見つける。

100310b.jpg

足元までくわえて持ってくる。

100310c.jpg

投げてと催促する。なんと、その真剣な目!


100310d.jpg

夢中で追いかけ回すうち、フードが頭に被さる。


100310e.jpg

猫にかんぶくろ状態である。

右も左も真っ暗闇じゃございませんか・・・

100310f.jpg


あっちにぶつかり、こっちにぶつかり・・・


100310g.jpg

匂いを頼りにおとーさんのあとを追い回す。

100310h.jpg


自分でやったことなんだからな。おとーさんを恨むんじゃないぞ。

100310i.jpg

ばかだねぇ(キャリーバッグ)

.09 2010 ペット comment(2) trackback(0)
外出の用意をしてキャリーバッグをおろすと、ココはしゃにむに中に入ろうとしてバッグをグシャグシャにしてしまう。

100309a.jpg

ともかく、この中にいれば連れて行ってもらえるものと、陣取っている。

100309b.jpg

こちらが準備できるまで、ぼけ~として待っている。

100309c.jpg

なかなか連れて行ってくれないと、「マダ~!」という顔をする。

100309d.jpg

それでも手間取っていると、バッグから出て来て「はよせんか」と催促がましい顔をする。

100309e.jpg

バッグに戻ろうとして入れなくて、「あの~入れないんですけど・・・」

ニレの木

.07 2010 シニア日記 comment(2) trackback(0)
今朝、テレビでチラと見た「にっぽん巡礼」というNHKのテレビ番組。

ニレの木-1

アレ、見た事があると思ってネットで番組内容を調べたら下記のように紹介されていた。

”羽田空港の敷地には戦前、3つの町があった。終戦直後の昭和20年9月21日、GHQは住民に対して、48時間以内の退去を命令。羽田鈴木町に住んでいた村石さんは庭にあったニレの木を引き抜いて、多摩川の河原沿いに植えた。住んでいた証を残したい・・・。あの日から64年経った今、大木に成長したニレの木を前に村石さんは何を思うのか。”


ニレの木-2

「私は大正2年に羽田鈴木町(現在の羽田空港内)に生まれ、海苔づくりをして暮らしていました。終戦の年、昭和20年9月21日、進駐軍に48時間の強制退去を通告され、生まれ育った町を出なければならなくなりました。そのとき、家の前の河原に1本のニレの木を植えました。」村石鈴之助さん (東京都 97歳)

ニレの木-3


この村石さんと言う方は、一昨年の暮れに96才で亡くなった父の小学校の同級生で、以前にもNHKの「新日本紀行ふたたび」という番組で取り上げられたことがある。
この番組をたまたま見た父が感想文を書いて、ボクにワープロ入力を頼んだことがあった。

(父の感想文)
 NHKの「新日本紀行ふたたび」という番組の一つ、「羽田暮し・夏」という紀行ドキュメントが平成十七年九月上旬放映された。昭和二十年の夏の終り、羽田鈴木町、同穴守町に住む人たち彼是(かれこれ)二千数百人が、四、五日しか猶予を与えられず、島を追い出されたその後の六十年を回想した記録である。何人か生き残りの人に焦点を当てていたが、その中の一人、九十三才になるというM・S君が、たまたま、私の同級生で、名前も顔にも覚えがあって、深い感慨に包まれた。
 M・S君の住居は鈴木町にあって、当時、羽田本町も、鈴木町・穴守町もほとんど灰になっていたが、六郷川(多摩川の最下流)の川沿いにあった十軒足らずだけが焼残っていたのだそうだ。M・S君は立退きの際、堤防の川際(かわぎわ)に一本のニレの木の苗を植えて置いたという。それが六十年後のいま、五米近い喬木(きょうぼく)となり美事に葉を茂らせている。
 「こんなに立派になったよ」と、M・S君は、空港の多摩川寄りの一角に立つ樹の幹を懐かしそうに撫でるのだった。
 追い出されても遠くへは行かず、羽田本町に移って、海の生活(くらし)をつづけるのは、鈴木町漁師町の人たちだ。彼らは代々、海の幸を追いつづけ、海がある限りそこから離れようとしない。東京湾の海苔の養殖を初め、豊富な魚、貝類相手の生き方に慣れ、他の生き方を知らないのだ。空港がはるか沖合まで拡張し、海苔養殖の干潟も魚介類の宝庫も大型旅客機の滑走路となってしまったいま、残る僅かな川と海の中に、昔の生活(くらし)をつづけようとする彼らに私は畏敬に近いものを感じる。むろん、倅や孫は、羽田本町に住んでも仕事は都内のどこかに求めているが、老境に入った立退き体験の当人は、あくまで海との暮しを追いつづけているのだ!


しばらくして、父が当の村石さんに会いたいから連れて行ってくれと言った。
父を車で村石さんの家を訪問したのはその年の11月に入ってからだった。羽田空港にほど近い込み入った狭い路地の奥に目指す村石さんの住んでいる家を発見した時はホッとした。父と村石さんは、どこそこに住んでいた同級生はその後どうしただの、今も近くに住んでいるものもいるだの、しばらく消息話をしてから、テレビで話題になったニレの木を見に行こうということになった。広大な羽田空港の敷地内で、河原沿いにポツンと立っているニレの木は、なんの変哲もなく、いわれを説明されなければ誰も目を留めないだろうと思われた。しかし、村石さんにとっては自分の生まれ育った土地にしっかりと根を張って、こんなに大きく育ち、自分の死後も生き続けるだろうこの木には、万感の思いがこもっているのだろう。目を細めて愛おしげに眺めていた村石さんが印象に残っている。

村石さん達の住んでいた鈴木町が強制退去になったのは昭和20年9月だが、羽田穴守町にあった父の生家は空襲下の昭和20年4月強制疎開で取り壊されてしまった。米軍機の焼夷弾攻撃による類焼を防ぐための家並を強制的に取り壊して道路を広げるためである。

中国満州の張家口から一時帰国で生家に立ち寄った父が、ちょうどその取り壊しに遭遇し、その時の様子を書き残している。


メガホンを持った男の合図で男たちは掛け声を掛け始め、数本の引綱がぴいんと緊張した。緩めては引き、引いては緩め、数十回繰返すと二階の屋根がゆらぎ始めた。一階二階の隅々まで知りつくした母屋がいま、まさに引き倒されようとしているのだ。
 「危ないぞ!」と声が挙がった。二階の屋根が裏庭の方にのめり出し、次の一引きで崩れ落ちて土煙が濛々と立った。どんな音を立てたかは覚えていない。あまり大きな音だったので、耳を撲りつけられたような衝撃で音響とは感じなかったのかも知れない。
 埃の中に呆然と立ちつくしている私に、メガホンの男が近づいて、何かを指さしながら一言(こと)二言(こと)か言ったが、その声も聞こえなかった。ただ、男の指さした方向に立っている立札がわかった。丸太に打ちつけた板切れに墨で書いた兄の立退き先を私は手帳に書き写した。
「横浜市鶴見区北寺尾」
番地まで書き止め、最後の足掻きで身震いを続ける母屋を、しっかりと眼の奥に見納めて、故郷の廃墟を後にした。向う三軒両隣が疎開を免れていることに無性に腹立たしさを覚えながら・・・・・・・。
(後略)


こうして、故郷を失った父は「故郷喪失」という一章を自叙伝に書き記している。

安心・安全

.05 2010 シニア日記 comment(0) trackback(0)
100305花

ある日のココの散歩。

100305a.jpg


ルンルン


アレ?

100305d.jpg

ひぇ~!



おとーさ~ん!

やっぱり、ここが安心・安全なんだな。


100305g.jpg

それに高利率・元本保証がつけば言うこと無し。

ピアノが嫌い?

.04 2010 シニア日記 comment(2) trackback(0)
楽譜


ベートーベンの「月光の曲」を弾く。例のごとく第一楽章のみである。指が動かなくても、この位のスローテンポなら曲の美しさを楽しめる。素朴な弾き方でも、それなりの月の光を感じさせてくれる。


ボクがピアノを弾き始めると、ハウスで寝ていたココがコソコソと部屋を出ていった。どこに行ったのかと思ったら、廊下の隅だ。

100304-2.jpg



ピアノの音が耳障りなのかというと、そうでもないらしい。

テレビで仲道郁代さんがピアノを弾いている時には、あたかも美しい音楽に聴き入っている感さえある。

ポロロン


フジコ・へミングがカンパネラを弾いていてもヘッチャラだ。


ベートーベンが嫌いなのかと思ったが、「猫ふんじゃった」を弾いても逃げ出す。


こうなると、結論はひとつしかない。


ピアノは雑音

ビックリしたな、もぉ~!

.02 2010 シニア日記 comment(4) trackback(0)
先日、下北沢の鎌倉通りを車で北上中、前方より歩いてきた女性に目が点になった。

100227a.jpg


遠目にも鮮やかな緑色の髪、それもタクシーによく見られる青みがかった緑色、
そして口紅は真っ赤。
緑に囲まれた小さな赤が、胴体の上に乗っかってこちらに向かってくる、としか見えない。
若者の街と言われ、ファッションも自由気ままな下北沢であるが、その中にあっても目立ついでたちである。
余程、目立つということに生き甲斐を感じる人なのだろう。

イラクのモスクへ

その格好でイラクのモスクなんかへ行ったら、生き甲斐どころか生命の危険を感ずるだろう。


そうは言っても、ファッションの好き嫌いは主観的なものだ。そのファッションを通じて自己主張をするのも自由だし、その自己主張がどんな価値観から出ているのかも、人それぞれだ。
人畜無害である限り、自分とは違う価値観でも尊重しなければいけない。さもないと世の中、争いが絶えなくなる。

価値観というのは、何かしたいと思った時、なぜそうしたいのかの理由である、と考えれば分かりやすい。
たとえば、冒頭の緑色の髪に真っ赤な口紅の女の子を例にとると、そういうファッションにしたいと思った理由として色々な価値観が考えられる。

1)人知れずひっそりと生きる人生よりも、注目を集める人生の方が楽しい。
2)自己主張のない人生なんて、人生の意味がない。
3)車にはねられて死ぬような人生は愚かの極みである。(これだけ目立てば見落とされることはあるまい)


あるいは、そんな深い考えはなく



ウォーホルのモンロー

アンディ・ウォーホルのマリリン・モンローに触発されただけだったのかも知れない。顔が緑ではあまりに恥ずかしいので髪の毛の方にしたのだろう。


ヒマね

今度道で会ったら、髪の毛を緑色にした動機を聞いてみたい。
 HOME 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。